ネットの世界では、
見えているものから、選ばれていく。
見えないものは、選ぶ候補にもなれない。
前回のブログでは、そんな現実について書きました。

「でも、SNSは苦手で…」
こういうお声、ほんとうによく聞きます。
そもそもなぜ、実績のある人ほど発信が苦手なんでしょうか?
私は、その理由は「SNS」だけではないと思っています 。
「集客」だけは、過去の経験が使えない
仕事の経験は、積み重ねるほど「強み」になります。
技術も接客も、お客さまとの関わり方も。
時代に合わせて少しずつ変えながら、
長く仕事を続けてこられた方も多いと思います。
でも、「集客」だけは少し違います。
10年ほど前、お店を始めた頃と比べると、
集客方法は
「地域情報誌やチラシ、口コミ」
から
「ネット検索やSNSでの情報探し」
が中心へ、変わりました。
「ネットでも発信しなければ!」
そう思ってInstagramを始めても。
使い方を覚え、画像を作り…
やっと慣れた頃にはまた新しい機能やルールが増えて…
「もうついていけない…」という方の声も、よく聞きます。
こう書くと、一見「SNSというツールの使い方」の問題に見えます。
でも、わたしはそこじゃないと思います。
本当に難しいのは「自分を語ること」
Instagramの使い方よりも、Canvaで画像を作ることよりも。
もっと難しいことがあります。
それは、
自分の仕事を、自分の言葉で語ること
「お客さまから、こんなふうに褒めて頂きました」
「私の強みはここです」
そんなことを、自分で書くのは気恥ずかしい。
「そこまで言う?」
「自分で言うことじゃないよね」
そんな気持ちになる方も、多いと思います。
「仕事で見せる」が、当たり前だった
これまで積み重ねてきた仕事では、
「自分を語る」よりも「仕事を見てもらう」が、大切でした。
「本物なら、仕事で見せる」
そんな空気の中で仕事を覚えてきた方も、多いのではないでしょうか。
いい仕事をしていれば、
きっと誰かが見てくれる。お客さまが評価してくれる。
だから、自分から「言葉で」語る必要はありませんでした。
「仕事」そのもので評価してもらえばいいから。
そんな考え方が、自然でした。
私もかつては同じだったので、この考え方には「共感」しかありません。
たから「ネットとの相性」が、少し悪かったんだ
でも、ネットの世界は少し違って。
お客様は、会う「前」に、「検索」をします。
仕事を見てもらう前に、まず
「ここにいますよ」と伝えなければ、気づいてもらえない。
気づいてもらっても
「どんな人なのか」が伝わっていなければ、選択肢にも入れない。
これまでのように
仕事そのものを見てもらってから、信頼を積み重ねることが難しい。
だからこそ、
「仕事で見せる」という価値観だけでは、伝わりにくくなってしまいました。
ここに、これまでの価値観との「ズレ」があります。
苦手なのは、あなたのせいじゃない
だから私は、実績のある方ほど発信が苦手で「あたりまえ」だと思っています。
ただ、周囲の状況は、ものすごいスピードで変化していて。
その価値観のままでは、ネットでは伝わりにくくなってしまう。
「どうにかしたい」方も、少なくないはず。
では
その価値観を無理に変えなくても、
自分らしさを伝える方法はあるのでしょうか。
私は、あると思っています。
それが、私が「伝えること」を考え続けている理由でもあります 。
次回は、そのことについて書きたいと思います。

