ホームページは、ツールじゃなく「言葉」でできている~ホームページは、想いを言葉にして届ける場所④

前回は、私たちが「発信」すべき内容は、

「自分をよく見せること」ではなく、
「お客様が判断できる材料を渡すこと」と、書きました。

では、その「判断できる材料」は、どうやって言葉にすればいいのでしょうか。

今回は、そのことについて書きたいと思います。

目次

頭の中にあるものは、外に出して初めて「形」になる

「頭の中にあること」は、考えているだけでは、なかなか整理できません。

言葉という「形」にするには、まず一度、外に出してみることが大切です。

紙に書いてみる。 誰かに話してみる。

方法は人それぞれですが、いざ やってみると、
「思っていたより難しい」
と多くの方が感じるはず。

頭の中では分かっているのに、いざ言葉にしようとすると、まとまらない

私は、この様子をホームページ制作の初回相談で何度も見てきました。

頭の中にはある。でも、言葉になっていない

ホームページ制作の初回相談では、私から質問を始めることは、ほとんどありません。

お客さまの方から、

「問い合わせをしたきっかけは…」
「実は今、こんなことで困っていて…」

と、話し始めて下さることが多いです。

私はまず、その話をじっくり聞きます。

すると、今の悩みだけでなく、仕事への思いや、大切にしていること、これまでの経験など。
たくさんの話が自然と出てきます。

そして、

「ん?今のところ、気になります。それって…」
と、気になるところを深堀りしてみると、

「そうなんです。あ、そういえば、こんなこともあって…」
と、新しい話が続いていく。

私は、この時間がとても好きです

伝えたいことがないわけではありません。頭の中には、ちゃんとある。

ただ、それがまだ整理されていないだけなんです。

思うことと、伝えることは違う

でも、頭の中にあることをそのまま文章にするのは、とても難しい。

自分では当たり前すぎて、何を話せばいいのかわからない。

長くなったり、話が飛んだり、「これで伝わるのかな」と手が止まったり。

それは、文章を書くのが苦手だからではありません。

思うことと、伝えることは違うからです。

だから「翻訳」が必要になる

ネットでは、頭の中は見えません

仕事への想いも、こだわりも、お客様への姿勢も。

言葉になって初めて伝わります

だから必要なのは、自分を飾ることではなく、
頭の中にある想いを、お客様に伝わる言葉へ翻訳すること

私は、この作業がとても大切だと思っています。

私がホームページを作るときに、大切にしていること

私は、最初から質問をたくさん用意しているわけではありません。

まずは、お客さまのお話を聞くこと。

そして、

「そこ、ちょっと気になるのですが…」

と、必要なタイミングで深く詳しく聞いていきます。

すると、

「そういえば、こんな出来事もありました。」
「今思い出したんですが…」

と、お客さまご自身も忘れていたような話が、自然と出てくることがあります。

お客さまご自身は、忘れかけていたような、ささいなこと。
でもたぶん、丁寧に拾い上げて伝えるべきこと。

私は、そのひとつひとつを整理しながら、
その人らしさや、仕事への思い、お客様に伝えたいことを、
「初めてホームページを見る人」にも伝わる言葉へ整えていきます。

無理に言葉を引き出すのではなく、もともとその人の中にあるものを、一緒に見つけていく

そんな感覚です。

だから私の仕事は、文章を書くというより、
その人らしさを、お客様に伝わる言葉へ翻訳すること。

そう思っています。

ホームページは、ツールじゃなく「言葉」でできている

ホームページというと、デザインや機能に目が向きがちです。

もちろん、それも大切です。

でも、初めて訪れたお客様が知りたいのは、

「どんな人なんだろう」
「自分に合いそうかな」

ということ。

それを伝えているのは、デザインではなく、そこに書かれている「言葉」です。

だから私は、

ホームページは、ツールじゃなく「言葉」でできている。

そう考えています。


ここまで4回にわたって、

「見えなければ選ばれないこと」
「実績のある人ほど発信が苦手な理由」
「発信は自己アピールではないこと」

そして、

「伝えることは、頭の中を言葉に翻訳すること」

について書いてきました。

では、実績を積み重ねてきた人は、これからどんな発信をしていけばいいのでしょうか

次回は、

「実績のある人は、広告ではなく発信をしていこう」

というテーマで書きたいと思います。

続きます→

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