3年ほど前に「Webサイト制作を依頼する場合に考えるポイント」という記事を書いたのですが、その実践編として、本記事を書こうと思います。

上記記事では、「制作業者探し」の章で候補をいくつか上げましたが、下記の3つに絞って、具体的な違いを図解してみます。
- 制作会社
- スキルマーケット(ココナラ・クラウドワークスなど)
- 個人事業主/フリーランス
この記事が役に立つ人
・これから起業するので、ホームページについて考えている人
・ホームページを持っているけど、変えたいと思っている人
・自分でホームページを作ったけど大変なので、誰かに依頼したいと考えている人
探す時のキーワード
予備知識として、ホームページ制作をしてくれるところをネット検索する場合、
「〇〇市 ホームページ制作」
「〇〇 ホームページ製作」
など、地域ワードと「ホームページ制作」「ホームページ製作」あたりで検索されることが多いようです。
この2つに、これから紹介する「制作会社」「フリーランス」などのワードを追加して検索すると、絞り込みやすくなりますね。
制作会社の場合
「会社に依頼すると、料金が高そう…」と思われるかもしれません。
実際、比較的高めではありますが、
「株式会社」で従業員がたくさんいるところと、
「合同会社」で、経営者1人のところだと、ちょっと違います。
「合同会社」で経営者1人のところは、フリーランスに近い料金設定をしているところもあるイメージです。
ここでは「株式会社」にフォーカスして、図解していきます。
制作会社はこんなイメージです。

はい、ずばり「専門家集団」です!
- ホームページ制作に関するあらゆる分野の専門家がそろっている
- ディレクションは、お客様とのやりとりを担当。
ヒアリング/必要なものの選定/設計・企画/自社のメンバーへの指示など - デザインは、設計・企画を受けて、具体的な見た目を作成
- ライティングは、同じく具体的な文章を作成
- コーディングは、デザインとライティングから素材を受け取ってツールで形にしていく
- SEOなどの集客設計をしてくれる人がいる場合もある
ホームページ作りって、けっこういろんな工程が組み合わさっているのですが、
各工程のスペシャリストが勢ぞろいしているのが、制作会社です。
なので、料金が高くなります。
そう考えると納得ですよね。
出来上がったホームページの品質も高いです!
スキルマーケットの場合
「ココナラで探せば、30,000円で作ってくれるよ!」と、知り合いに言われたことがあります。
確認してみると、確かにありました!
ココナラに出品している方も、いろいろなのですね。
副業か本業かは不明ですが、個人の制作者であることは確かだと思います。
ここでは「30,000円で作ってくれる個人の制作者」にフォーカスして、図解していきます。
スキルマーケットはこんなイメージです。

はい、ずばり「テンプレート活用のツール制作者」です。
- ホームページ制作の「コーディング」を専門にしている
- ここでいうコーディングは、お客様から素材を受け取ってツールで形にしていくこと
- デザインは、あらかじめ用意してあるテンプレートを使用
ホームページ作りのいろんな工程のうち、コーディングに絞って請け負っているイメージです。
デザインは用意されているテンプレートを使用すると思われるので、企画・設計は省略。
ライティングも、お客様の文章を転写するだけなので、省略。
ホームページ制作ツールの使い方がわからないお客様に代わって、文章や画像を当てはめて形にしていく作業に思われます。
納期の速さと安さはダントツ1位にだと思いますので、
・起業前で忙しく、コンセプトなどじっくり考える時間がない
・まずは、それなりに整ったHPがあれば良い
という方には合っていると思います。
フリーランス/個人事業主の場合
一般の方にとっては、スキルマーケットの人と同じ感じに見えるかと思います。
この記事を書いているチトセ iTも、フリーランスのホームページ制作者なので、違いを説明させて下さい😊!
フリーランス/個人事業主はこんなイメージです。

はい、ずばり「ツールの専門家プラスアルファの専門分野を持った人」です。
- ホームページ制作に関して、ツールとその他の分野の専門家である
- ディレクションは、お客様の要望とこちらの提案をすり合わせることがメイン。
- デザインとライティングは、フリーランス個人によって扱いが異なる
プラスアルファの専門知識がライティングなら、お客様の文章をブラッシュアップしてくれる
同じくデザインも、お客様の要望をCSSなどを使って特別にアレンジしてくれる - コーディングは、基本的に全員専門である
- SEOなどの集客設計は、フリーランス個人によって扱いが異なる
ホームページ作りのいろんな工程を、ひとりで請け負っているイメージです。
ただし、全分野でスペシャリストである人は、めったにいません。
そこは、制作会社の方が対応力が高いです。
コーディングが基本的に専門で、その個人によって様々な専門知識を持って、価値をプラスしているイメージです。
例えばわたしは、
🍀WordPressの他にWiXやJimdo、AmebaOwndなど、様々なツールが使えること
🍀企画/設計に力を入れていて、デザインやライティングも相談できること
🍀「お客様目線」と「導線」の考え方で、ホームページを作ること
をプラスアルファの価値にしています。
お客様のご要望のヒアリングは、スキルマーケットよりも、フリーランスの方が時間をかけてもらえるはず。
料金も、その人によって標準はあると思いますが、お客様個人の要望や都合を聞いて、柔軟にアレンジしてもらえると思います。
制作会社やスキルマーケットと異なるのは、会社の決まりやスキルマーケットシステムの決まりなど、守らないといけない形式が無いこと。
柔軟性があります。
フリーランス個人の基準はあるものの、お客様にとってのこだわりや、不安な点の相談などをしやすいのは、フリーランス/個人事業主だと思います。
選び方のアドバイス
あくまで私の視点から、になりますが、選び方について。
- その方の事業形態が会社なら、権威性も考えて、制作会社が良いかも
- しばらく個人事業主をするなら、スキルマーケットかフリーランスがおすすめ
- 料金よりも、自分の望むデザインや機能を重視するなら、フリーランスか制作会社がおすすめ
- とにかく料金を安く!なら、スキルマーケットがおすすめ
- どんなホームページにしたら良いかそもそも悩んでいるなら、フリーランスの相談がハードル低いかも
こんな感じになります。
ちなみに、
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